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正木 みのりさん(ヒューマニクス5年生)と村上優介さん(ヒューマニクス5年生)が共同筆頭著者として執筆した論文がAnalytical Chemistryに掲載されました。

タイトル:Seamless Tiling and Scalable Coherent Raman Spectroscopic Analysis Reveals Developmental Maturation of Lipids in the Mouse Brain

著者: Minori Masaki; Yusuke Murakami; Zuliang Hu; Ting-Hao Chen; Philippe Leproux; Masashi Yanagisawa; Hideaki Kano

[正木 みのりさんからのメッセージ]
生体組織はタンパク質だけでない、様々な物質で構成されますが、生物学的手法では遺伝子やタンパク質の発現を追うことが多く、直接そこにある物質を評価することはほとんどありません。私は日々脳の研究をしていますが、脳の半分を占める脂質についてきちんと調べたらそれだけで面白いんじゃないかなと考えていました。
脂質を見る方法は色々あり、最も正確なプロファイルが分かるのは質量分析法ですが、空間分解能に限界があることから、ラマン散乱を使用した評価を検討し、装置開発から行って、生物学的知識も絡めた論文として書き上げました。ヒューマニクスの制度があったからこそ非線形光学の分野にチャレンジすることができ、またco-firstの村上くんと協力することで、一人では達成できない素晴らしい結果を出すことができました。
ご指導いただいた加納先生をはじめとする共著者の皆さん、また年末年始にがっつりデータを取得する際、多大なサポートをしてくれた両親・義両親、それから夫と娘に感謝します。

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