CURRICULUM カリキュラム

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養成する4つの力

「ヒューマニクス」とは、生命の恒常性の原理、個としての「ヒト」の生理と病理を明らかにし、社会の中で「人」として健康で快適な生活を実現する新たな科学・技術を生み出す学問領域です。これを習得した「ヒューマニクス人材」を育成するため、本プログラムでは生命医科学と理・工・情報学の両分野における高度な「バイディシプリンの専門力」を養います。同時に、研究課題の策定から成果の社会応用までの実践に必要な「バイディシプリンの俯瞰力」「バイディシプリンの課題設定力」「バイディシプリンの研究実行力」を養成します。

1 バイディシプリンの専門力

理・工・情報学分野のいずれかと、生命医科学分野の研究領域において博士レベルの知識・技能を持ち、これらを有機的に結びつける能力。

2 バイディシプリンの俯瞰力

生命医科学と、理工情報学のいずれかについて、世界の動向を把握し、説明できる能力。

3 バイディシプリンの課題設定力

二つの分野の知識・技能の活用によって解決が可能になる研究課題を設定し、実行する能力。

4 バイディシプリンの研究実行力

高い倫理観をもって二つの分野を融合した研究を実践し、その研究成果を生み出す能力。

カリキュラム

ヒューマニクス学位プログラムでは、アントレプレナーシップ教育、インターンシップ、及び海外ラボローテーション等を通して、世界で活躍する意欲や交渉力等を涵養します。また、基礎医学と臨床医学、及び理・工・情報学のいずれかについて、e-learningとPBL(Problem-based learning)を組み合わせた講義とその演習により学修し、異なる分野の2名のメンターのもと、バイディシプリンの専門力を涵養します。

共通科目

セミナー、研究倫理、インターンシップなど【必修4単位、選択必修2単位以上】

  • ヒューマニクス入門科目
  • トランスフェラブルスキル
  • 課題設定力科目
  • 研究実行力科目

専門基礎科目

生命医科学 and/or 理・工・情報学、基礎から応用、臨床医学までをカバーした科目群
【最低6単位以上を卒業学部とは異なる専門科目で履修】

  • 基礎科目群
  • 生命医科学系科目群
  • 理工情報学系科目群

ヒューマニクス専門科目

各研究室単位での学修【必修24単位】

入学前から修了までの流れ

5年一貫性の本プログラムでは、生命医科学出身の学生は理・工・情報学のいずれかを、理・工・情報学出身の学生は生命医科学を学び、二つの分野の知識・技能を活用した融合研究を行うことで、新たなパラダイムを起こせる人材育成を目指します。

ヒューマニクス学位プログラムは、生命医科学と、理・工・情報学のいずれかを学修する5年一貫制の博士人材育成プログラムであり、修了時には、博士(医学)、博士(工学)、及び博士(理学)のいずれかの学位を授与します。

所定の35単位以上を修得した者を対象に、Qualifying Examination(QE)審査を行い、生命医科学と、理・工・情報学のいずれかの分野におけるリサーチプランを提案できる能力を評価します。QE審査は、達成度に応じて早期に行うこともでき、通常は2年次終了までに行います。

学位審査は、QE合格後、所定の45単位以上を修得し、ポートフォリオ型達成度評価法における規定以上の達成度に到達している者を対象に行い、バイディシプリンの専門知識を有機的に結び付け、新たな問題の解決に取り組むことができる能力、パラダイムシフトになりうる課題を自立して発見する能力等を審査します。

ヒューマニクスが目指す融合研究

多様な分野の知を集結し、新たな科学・技術を創造するヒューマニクス。
あなたのアイディアから生まれた研究が、社会と私たち一人ひとりの未来を変えるかもしれません。

【ヒューマニクス研究例】

QEの感想

吉原 雅大さん
吉原 雅大さん
【メンター】
主メンター|高橋 智先生 ×
副メンター|安東 弘泰先生

QEには審査の側面に加えて、研究をまとめるという側面があります。それまでの成果をまとめ、発表してみる。そして審査の先生方から、今後の研究を発展させるための前向きな助言をいただく。このことがQE後の研究の土台になっています。審査と臆することなく、ディスカッションの場として積極的に捉えることが重要だと思います。

宮崎 慎一さん
宮崎 慎一さん
【メンター】
主メンター|林 悠先生 ×
副メンター|加納 英明先生

QEは研究計画を見直す良い契機となりました。研究計画書を作成していた際に、思っていたよりも研究計画を明確化できていなかったことがわかりました。

HumanicsのQEで特に注意するべき点は、2つの異なる研究分野のテーマをいかに融合させるかだと思います。今になって振り返ると、副分野の知識をいかに身に着けたかが、研究に現実味を持たせることに重要であるように思います。

宮坂 藍さん
宮坂 藍さん
【メンター】
主メンター|Qinghua Liu先生 ×
副メンター|滝沢 穂高先生

QEの要件となる必要単位数を確認するのが大変でした。プログラムの先生方に問い合わせて、QEに挑戦したいタイミングで受けられるかどうか気を付けて確認する必要があります。提出するResearch Proposalは、その内容に2分野の研究について必要な指摘、検討がなされているかが大事で、私の場合は、最初、医学の内容の比重が大きく、情報学の内容の指摘や先行研究の引用が少ないため、リバイスを求められました。リバイスを受けても、気落ちせず、自分にとって必要な機会だと考え、情報学の内容のサーベイを深くできたのはとても良かったです。

石川 椋太さん
石川 椋太さん
【メンター】
主メンター|井澤 淳先生 ×
副メンター|松本 正幸先生

私は修士号を取得後にヒューマニクスへ入学し、1年終了時の1月にQEを受験し合格しました。学振の申請書と形式が似ていて準備ができること、自分の研究計画についてコメントがもらえること、まとめる中で計画が具体的になることがメリットです。書類やパワポの準備期間は約4カ月でした。実現可能性と、両分野で議論ができる知識が重要だと思います。

Margaux Noemie Lafitteさん
Margaux Noemie Lafitteさん
【メンター】
主メンター|Kenji Suzuki先生 ×
副メンター|Masashi Yamazaki先生

QE was for me an excellent opportunity to lay down and clarify my ideas and to narrow down what I wanted to do. It is not to be seen as a stressful examination only but as a great opportunity to discuss important points and to receive advice and insightful perspectives. The possibility of a correction of the proposal after receiving comments allows the refinement and polishing of the project. The referees are very helpful and constructive, being not only a one-time jury but following and helping to mold the whole project. It was very challenging but totally valuable.

シラバス

ヒューマニクス学位プログラムのシラバスがダウンロードできます。ぜひご覧ください。