STUDENT INTRODUCTION 学生紹介

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宮坂 藍さん

Ai Miyasaka

専攻分野
|神経科学 / 知的画像処理
指導教員
|櫻井 武先生 / 滝沢 穂高先生

分野を超えて研究の面白さを共有できた時の感動がうれしい。

筑波大学人間学群心理学類を卒業し、曖昧な心理的事象を神経基盤から明らかにしたいと考え、神経科学を修めることのできる医学系の大学院に進学したいと志していました。ヒューマニクス学位プログラムの案内を目にし、将来活躍するのは、医学だけでなく工学の分野をまたにかけてコミュニケーションできる人材だと考え、入試に挑戦しました。

本能行動のメカニズムを生物学のあらゆる最先端の手法を用いて明らかにし、社会へハイインパクトな研究を主導しているリュウ先生の指導の下、本能行動の一つである性行動の神経基盤に迫る研究をしています。副分野として、その複雑な性行動を詳細に分析するため、医用画像処理などの知的画像処理を専門とされる滝沢先生の下で、行動解析の自動プログラムの開発を行っています。

ヒューマニクス学位プログラムでの異分野融合研究は、学生が、異分野の二人のメンターとの間に立って、研究や学びを主導していくイメージで、最初はうまくできるか不安な気持ちもありました。試行錯誤する中で、メンターの先生方と、自分自身の研究の面白いポイントを共有できた時にはうれしさと、自分の成長を感じる感動があります。

異分野融合研究を前提とした、前人未踏のプログラムですが、自分自身で研究をオーガナイズする力を身に着けたい人にはピッタリだと思います。

【ある1日のスケジュール】

9:00
Lab Meeting (Liu lab)
10:00
in vivo imaging実験の解析 &論文チェック
12:00
昼食
13:00
Lab Meeting (Takizawa lab)Javaを用いた動画処理の相談
15:00
学外のワークショップにて深層学習の勉強
17:00
マウスを用いた行動実験&in vivo imaging実験
19:00
帰宅

マウスの脳に導入したウイルスの発現パターンを共焦点顕微鏡を用いて確認。

マウスの行動解析と、その自動化を狙ったプログラムの作成。

初のオンライン開催となった日本神経科学大会にてポスター発表し、「いいね」獲得数上位に入賞。表彰状を頂いた。