学生紹介
岡村 響さん
- 専攻分野
- |睡眠医科学 / 画像処理工学
- 指導教員
- |林 悠先生 / 滝沢 穂高先生

広く学び、選択肢を広げる
私は、筑波大学生物学類4年次より、林研究室で神経科学の研究をはじめました。マウスの脳切片画像に、シグナルがどの程度あるのかを解析するにあたり、効率の良い画像処理技術の必要性を感じていました。そこで、ヒューマニクス学位プログラムに入学し、画像処理工学の専門の滝沢先生のもとで、マウス全脳を対象とした画像処理プログラムを開発することを志しました。林先生のご指導のもと、マウスの行動実験や免疫組織化学染色を実施し、得られた顕微鏡画像を用いて、滝沢先生や滝沢研究室のメンバーにプログラミングを教わりながら、新しいプログラムを開発しました。その結果、2年次の4月という比較的早い段階で論文を発表することができました。これは、”異分野研究融合”が特色のヒューマニクス学位プログラムだからだと思います。
ヒューマニクス学位プログラムの他の魅力として、経済支援が得られることと、履修必須の授業数が比較的少ないことが挙げられると思います。経済支援のおかげでアルバイトをする必要がなくなり、研究に集中することができます。また、授業は1年次にほとんど履修してしまえば、残りの4年間は研究に集中することができます。カリキュラム上、授業も専門分野だけでなく、異分野の授業を履修するように設定されており、なかなか独学では修得に時間がかかる内容を、専門の先生方から教えていただけることも非常にありがたかったです。
ヒューマニクス学位プログラムは、安心して研究できる環境が整っており、同期と切磋琢磨しながら楽しい研究生活を送っています!
【ある1日のスケジュール】
マウスの脳を用いた実験の様子
画像処理プログラミングの様子
ヒューマニクスの旅費支援で沖縄で開催された神経学会へ参加