STUDENT INTRODUCTION 学生紹介

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Michelle Jane Clemeno Genovesoさん

専攻分野
|感染症 / クライオ電子顕微鏡
指導教員
|川口 敦史先生 / 岩崎 憲治先生

新しい分野に恐れずにチャレンジを。

修士課程のフロンティア医科学専攻から転専攻して、このプログラムに入学しました。以前から、コンピューターサイエンスやエンジニアリングの勉強に興味があったのですが、既存の博士課程では医学・生物学の勉強しかできないので、医学・生物学とコンピューターサイエンスやエンジニアリングを同時に学べるこのプログラムは、私にとってパーフェクトでした。

プログラム入学時に、ウイルス学の研究室と構造生物学の研究室を選んだので、私の大学院生活はこの2つのラボで過ごすものだと思っていました。でも実際には、講義やラボローテーションで、私が望んでいたコンピューターサイエンスとエンジニアリングをどちらも学べる機会がありました。

授業がすべて英語なのも、留学生の私にとってはありがたいことです。2人のメンターの先生とのコミュニケーションももちろん英語なので、研究のアイディアをいつでも3人で共有できます。

このプログラムは学生へのサポートが手厚いのも特長です。とくに、入学1年目から利用できるトラベルグラントは素晴らしい制度です。私はエディンバラ大学のサマーコースと、沖縄大学院大学のトレーニングコースに参加しました。国内だけではなく、海外の学会への参加機会も増えるので、自分の世界が広がります。

ヒューマニクス卒業後は、日本でポスドクとして研究を続けるつもりです。このプログラムで学んだ2つの分野を活かして、スカラーシップをもらった日本に恩返しできたら幸せです。

新しい分野を学ぶのは簡単なことではありませんが、これから入学するみなさんには恐れずにチャレンジしてほしいです。満足できる瞬間や楽しいと思える瞬間がきっとありますから。

【ある1日のスケジュール】

8:40
授業に出席(基本的な計算生物学)
11:25
昼食(自宅または大学のカフェテリアで)
12:30
メールをチェック
13:00
ヒューマニクスのセミナーに参加(ビジネスリーダーセミナー)
15:00
岩崎研究室での実験(構造生物学)岩崎先生との相談
17:00
川口研究室に戻る(感染生物学)
18:00
川口研究室セミナー
20:00
帰宅
20:30
夕食(自炊)
21:30
プログラミングの練習

岩崎研究室では、クライオ電子顕微鏡を利用してタンパク質複合体の3D構造を再構築し、それらの機能と相互作用を解析している。

川口研究室では、相分離と呼ばれるプロセスの分子メカニズムを解明するために、生化学実験を行っている。

トラベルグラントを活用して、エディンバラ大学のサマーコースに参加した。