学生紹介
江崎 聖桜さん
Seioh Ezaki
- 専攻分野
- |整形外科 / 人工知能研究室
- 指導教員
- |山崎 正志先生 / 鈴木 健嗣先生

共創のその先へ
筑波大学工学システム学類卒業、中国上海復旦大学医学部卒後、中国と日本両国の医師免許を取得しました。最初は他のプログラムに所属していましたが、新設されるヒューマニクスプログラムは医工連携を志す私に最適と考え転専攻し、現在筑波大学附属病院での研修医とヒューマニクスプログラムでの研究を両立しています。
副メンターの鈴木先生の研究室は私が工学部の時から出入りしており、国や分野を超えたインターナショナルで融合性の高い大変魅力的な環境だと感じていました。日本に帰国し医工連携の研究をするにあたって現在の主メンターである整形外科の山崎先生を紹介して頂き、臨床におけるロボットスーツHALの中枢神経疾患への応用と歩行解析に関わる研究に携わっています。研修生活と研究の両立を心配される事が多い中で、多忙な業務やオペをこなしながら研究を続ける山崎先生自身の力強い姿勢と、学術的・文化的多様性を受け入れる鈴木先生という素晴らしい二人のメンターに支えられ過ごしています。人間の知覚と身体機能拡張に興味を持っているため、疾患を治療する技術の探究の中で、人間の更なる進化と新たな身体性を獲得するきっかけを作る研究をしたいと考えています。筑波大学ベンチャーにもメンバーとして関わっており、研究を社会実装まで持ち込む歴代の先生方を目標に社会へ還元する方法を実体験として学びながら進んでいます。医師国家試験受験の年にヒューマニクスの必修授業履修、国内外の学会発表とQEを受験を終えたため、研修医の1年目はまず新しい環境に慣れる事に集中し、研究は主に論文執筆に専念しています。
4月からの研修生活に慣れてきたので、これからラボセミナーと研究にも復帰していく予定です。今年は特に世界的パンデミックの影響を受け、変化の大きな年です。生活のみならず、研究・臨床、分野や専門にとらわれず絶えず進化する適応力を問われているように感じます。医工連携、臨床研究を牽引し、そのような人材が集まる筑波大学とつくばを世界に発信する存在となりたいです。
【ある1日のスケジュール】
UK-JAPAN robotics and AI research collabolation workshop でのポスターセッション
RCOST学会発表
Setting up Hybrid Assistive Limb HAL®︎