STUDENT INTRODUCTION 学生紹介

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Maria Thea Rane Dela Cruz Clarinさん

専攻分野
|血管マトリクス生物学 / スマートポリマー
指導教員
|柳沢 裕美先生 / 荏原 充宏先生

私の探求心を満たす科学研究

生命医科学と理・工学・情報学との異分野を融合する研究者を育成するヒューマニクス学位プログラムについて初めて耳にしたとき、私は数え切れないほどの可能性に魅了されました。

私はbiological engineeringの学位を取得し、以前はバイオマテリアルの設計に携わっていました。このプログラムへの進学を決意したのは、先端研究、特に病気の根底にある分子メカニズムの解明に興味があったためです。ゆえに現在の研究テーマは、大動脈解離(AD)に対するスマートポリマーを用いた治療法の開発となりました。TARAセンターにある主メンターの研究室ではADの病態生理について研究し、並行してNIMS(国立研究開発法人物質・材料研究機構)の副メンターの研究室ではポリマーの合成とナノ粒子の開発を行っています。二人のメンターは、一貫したコミュニケーションを通じて研究の進捗を確認しながら、私が自由に興味を追求できる環境を与えてくれています。前もって計画を立てて実験を行うことはもちろんですが、予期せぬ障害に直面したときに、その都度、臨機応変に対応しそれらから学ぶことが重要です。さらに、両研究室の同僚はとても協力的で、共同研究の意義をより強く実感しています。

このプログラムにおいて、私は科学研究を通じて自分の探究心を満たすと同時に、社会に貢献することを目指しています。また、自分の研究だけでなく、様々な分野の研究に触れることで、異なる視点に触れることができ、常に新しい発見があります。

【ある1日のスケジュール】

09:00
その日の課題・目標の確認と調整
09:30
TARAセンターにて組織サンプル採取、生物学的実験開始
12:00
昼食休憩
13:00
ミーティング
14:30
NIMSへの移動
15:00
ポリマー合成とサンプルの特性評価
19:00
ラボの同僚やメンターとのディスカッション
21:00
帰宅

Examining the aortic tissue sample using dissection microscope.

Setting the sample into NMR machine to confirm whether successful polymer conjugation is achieved.

HKY Lab members during the MatriCell Forum held at TARA Center.