STUDENT INTRODUCTION 学生紹介

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正木みのりさん

専攻分野
|睡眠医学/非線形光学
指導教員
|柳沢 正史先生 / 加納 英明先生

選択肢を広く持つ

小さい頃から研究者になりたいと思っていましたが、医師という仕事にも魅力を感じ、選択肢を狭めたくなかったため医学部に入学しました。

大学時代、医学の勉強も、理学部ラボに所属して行っていた酵母の基礎研究も非常に面白かったため、研修医を経験してから決めよう、と2年間しっかりと働き、研究の道に進むことを決めました。

そして睡眠という、毎日経験するにも関わらず謎の多い現象を探るため、筑波大学への入学を考えた時、ヒューマニクス学位プログラムを知りました。 もともと色々なことに興味が尽きない性格であるためシンプルに「楽しそう」という思いと、今後研究をしていく上で異分野について学ぶことは重要だろうという思いがあり受験しました。

通常異分野を学ぶのは、基礎知識がないこと、考え方の枠がないこと、その上独学になること、分からない時に誰に聞くか、などハードルがたくさんあります。

現在、私は加納先生を副メンターとして光物理工学について学び、研究していますが、基礎的な知識はもちろん、直接先生の下で考え方や研究の組み立て方を知ること、そして他の学生から刺激を受けられることは通常のプログラムでは絶対にできなかった貴重な経験だと感じています。 自分が面白いと思うこと、すべてを行うには人生は短すぎますが、私は我儘なのでできるだけやってみたい。このプログラムは挑戦しやすくする切符であり、異分野の経験というもう一つの選択肢、自分の武器を手に入れるチャンスだと考えます。

【ある1日のスケジュール】

7:30
つくばエクスプレス乗車1時間で論文を読む
9:00
研究室到着、journal club/ lab meeting/ WIP
10:30
マウス/細胞を用いた実験(柳沢/船戸研)
13:00
昼食
14:00
IIIS内にある非線形光学顕微鏡を用いたマウス脳の観察(加納研)
18:00
ベンチでの実験
20:00
帰宅、つくばエクスプレスの1時間でデータ整理

柳沢/船戸研究室では、マウスの睡眠測定や生化学実験を行い睡眠について研究している。

加納研究室では、自分たちで光路を組み、非線形光学を用いて生体組織や細胞の観察を行っている。

同じくヒューマニクス学位プログラムの村上くん、宮崎さんと執筆した論文がBiomedical Optics Expressに掲載されたときの写真。